REEDS AND DEEDS / WAILIN' (CRISS CROSS 1258)


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都内の某レコード店でつらつらとLPを見ていたら、図太いテナーの音が店内に響き渡る。現代的ながらもややアーシーなフィーリング...誰だろう、良いソロだなと思っている内に、次のソロにバトンタッチ。あれ、エリック?もしかしてツー・テナー?エリックにしては、随分吹っ切れた感じの良い意味でキレのあるアドリブだが、紛れも無くエリックの歌い回しだ。それにしても、最初のテナーは誰だろう?気になって仕方が無い。観念してレジ横のNow Playingへ。グラント・スチュワート!?こんなビッグトーンで、堂々とした痛快なソロをとる人だったっけ。クリスクロスからもリーダー作を出したりしてるが、認識を改めた...。直ぐに買って聴きたかったが、実は既に別のLPを買っちゃててお金が足りない。で、後日ようやく入手。

改めて聴いてみると、やっぱり良い!比較的似たタイプの二人によるツー・テナー・バトルだが、エモーショナルでおおらかなグラント・スチュワートと、テクニカルだがダイナミックなエリック・アレキサンダーの対比が面白い。自分のリーダー作でワンホーンの時など、時々凡庸なソロを取ってしまうエリックだが、こんなふうに拮抗する相手がいると、一段と実力を発揮する。それにしてもグラント・スチュワート、ちょっとグリフィン風なソロのアプローチを見せたり、なかなか魅力的。この作品、ネームバリューや、存在感のオーラでエリック中心に語られてしまうかもしれないけれど、意外な伏兵登場という感じで、彼の事も大いに評価したいところだ。

スリリングなソロがエキサイティングな2、超速4ビートの猛烈なドライブ感と、2テナーのチェイスで盛り上がる6、豊かな表現力でじっくり聴かせるスローの7など、随所に聴き所満載。

もちろんお馴染み、ピアノのデヴィッド・ヘイゼルタインにピーター、ケニーのワシントンズも、いつもながらのコンビネーションで大活躍。文句なく楽しい一枚!

(2005年4月 UP DATE)

_Musicians

_Tunes

  • ERIC ALEXANDER(ts)
  • GRANT STEWART(ts)
  • DAVID HAZELTINE(p)
  • PETER WASHINGTON(b)
  • KENNY WASHINGTON(ds)

    RECORDED APRIL 20, 2004 IN BROOKLYN, NY, USA
  1. SOMEWHERE IN THE NIGHT
  2. STAND PAT
  3. BIG RC
  4. BORN TO BE BLUE
  5. THAT'S EARL, BROTHER
  6. RUSSIAN LULLABY
  7. SHADOW OF YOUR SMILE
  8. SCOTCH THING

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